インターネット検索のあり方から教育モードの交錯に悩む

このページでは、高等教育におけるインターネットの使い方をおぼろ気に考えています。

とくに検索エンジンの変化とユーザーの検索方法の変化から、検索モードの歴史と教育面での苦悩をまとめています。

前置き

私の大学時代はインターネット開放直前で、大学院時代にかけてインターネットというと検索から始まったものですが、昨今は、この20年間の情報が蓄積を超えて消滅していっている面もあります。

実際、個人のホームページはほぼ絶滅しています。ブログは活きてますが。

そんな経緯のもとで、SNSのタグ文化の隆盛ががあり、今の大学生たちがネット検索をしない状況になっています。ネット検索しても商業サイトばかり検索結果に出てくるという、いわば画面の限界に直面しているのが今のインターネット事情です。

前置きが長くなりましたが、とくにスマホでのネット検索のコツのようなものを記事にしているので、ご参考になれば幸いです。

2010年代の検索エンジンの変化

2010年頃まで検索エンジンにはいくつもの種類がありました。その代表的なものがYahoo や Google でした。しかし Yahoo が Google の検索エンジンを利用することによって、現在の検索エンジンはほぼ Google 一社の独占状態になっています。

これに対して、検索エンジンが表示できるキャパはモニターやスマホ画面に制約され、変わっていません。狭い画面スペースの中で、限られた検索エンジンの会社は、いろんな種類のサイトやブログを表示することになっています。

この10年間、とくに企業・ストア関連の検索結果ばかりが上位に占めるようになりました。

ほとんど表示されない検索結果

スマートフォンの検索結果はとくに少なく、次のようにせいぜい2点しか表示されません。

スマートフォンが表示できる検索結果はせいぜい2点です。

スマートフォンが表示できる検索結果はせいぜい2点です。

ここに検索エンジン結果の画面が持つ矛盾が発生します。

検索結果を示す画面にはスポンサーたるお店の検索結果があり、it 関係の会社が作った要約サイトがあります。大きく表示されるパソコンのモニター画面ですら、この2種類だけで検索結果の画面は覆い尽くされます。

それとともに、この10年で、個人が運営するブログやウェブサイトはされにくくなり、非商用サイトや個人ブログは検索結果から消えていきました。

学生たちは検索エンジンを使わない

そんな経緯が影響して、高校生や専門学校生や大学生など若い学生たちは、勉強するために検索エンジンを使わなくなっています。新しいお店やおしゃれなカフェを探そうにも、検索エンジンは何の役にも立たなくなっています。

実際、私の教え子たちはおしゃれなカフェを探すのに検索エンジンを使いません。その代わりにInstagram のタグを使います。

インスタグラムのタグ検索でまず目に入るのは6点の画像てめす。

インスタグラムのタグ検索でまず目に入るのは6点の画像てめす。

細かく見ると、タグを探すという作業も検索のひとつです。

しかし検索エンジンで検索することとインスタグラムでタグ検索することとは大きな違いがあります。

同じ検索作業だが

先ほど述べたように、検索エンジンで検索をすると結果画面は商用サイトと要約サイトばかりになります。

検索エンジンの検索結果は≪何も表示していない≫

それらのサイトに行っても、記事を読み直さないといけない面倒があります。検索結果に表示されたサイトを選んで記事を一つずつ読む作業は、途方もなく、また労力の割には意義の少ない作業です。

大規模なまとめサイトというのは実のところ、おすすめのお店はサービスを選んでいないでしょう。「厳選50」といった、そもそも意味と数が合わないサイトのページがわんさか検索に出てきますし、「2019年最新版」というタイトルのついたページが多数表示されて、もはやどれが最新か分からなくなっています。

だから学生たちはタグを使う

そこで学生たちは Instagram のタグでおしゃれなお店や便利なサービスを探すという風になります。タグに具体的な固有名詞や必要な情報名を単語で調べていきます。

学生たちは検索結果にアクティブに反応したがっています。ですから、インスタグラムのタグ検索は、検索エンジンの検索よりも、はるかにタイムパフォーマンスが良いわけです。

検索エンジンを使わない検索タグは非常に重要な検索作業の一つになっています。

教育モードの交錯

このように検索エンジンの検索とタグ検索では検索結果に違いがあります。

私は1990年代後半インターネット商用化の時代から検索エンジンにはお世話になってきました。そこで、学生たちと話していて面食らうのですが、ようやくタグ検索の重要性が分かってきました。

最近の悩みは、膨大なインターネットの世界から有益なブログやバイトを見つけていく検索エンジンの検索スタンスと、ハロータグ付けによってピンポイントで探せるスタンスとどのように混ぜて考えていくかということです。

普通学校で先生は自分たちが学んだ学生に模倣させるようにします。

他方で、学生たちは学校教育での古いスタンスの押し付けに抵抗し、新しいスタンスを見つけていきます。このようなことは今に始まったわけではなく長い間教師と学生との間の確執として存在したでしょう。

学生に検索エンジンの重要性を教え、Instagram のタグ付けを学生から学ぶ。

私の模索と苦悩はしばらく展望が見えません。

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