ワールドプレスの基本的な書き方
このページではワールドプレスの基本的な書き方を説明しています。
ここでいうワールドプレスの基本的な書き方とは、
- 自分の書きたいことを明確と書くこと
- 相手の読みやすい文章にすること
- Google やBingなどの検索エンジンに記事の内容を正確に伝えること
以上の3点です。1と2は重なる場合もあります。
環境としてプラグイン「All-in-One WP Migration」やテーマ「Cocoon」を導入していることを念頭に話をします。私は前者を導入せず、後者「Cocoon」を導入しています。
自分の書きたいことを明確と書くこと
自分の書きたいことをはっきり書くことは意外に難しいです。
目次設定と叙述方法の観点から説明します。
目次設定
WordPressの記事には、多くのHTMLファイルと同じように、記事の冒頭に目次を設定することができます。「Cocoon」ですと記事を見出しレベル2~6までで分割すると、2~6のうち任意の段階まで自動で目次表示させることができます。「Cocoon」側で非表示にして各記事のHTMLに目次設定を手動でもできます。

「Cocoon」の目次設定画面
次の図は「Cocoon」の目次設定画面です。自動化しておく方が後々に楽です。
目次に表示させる見出しレベル(H2やH5など)は「目次表示の深さ」で設定します。好みの問題もあるので、私の設定方法を挙げておきます。

「Cocoon」の目次設定画面
8個の項目のチェックの有無や選択肢の選定で設定します。
目次と叙述の関係
WordPressの本文は目次を表示させることを念頭に考えると本文を書きやすくなります。
ふつう、人間は目次を構成した後に各見出し項目ごとに文章を書いていくことが多いです。しかし、そうではない人もいます。
私の場合、本文を一気に書いた後で見出し別や項目別に区切り、見出し・項目ごとに、文章を加筆・修正を加えるやり方をしています。
大切なのは自分に合ったやり方を続けることです。文章を楽しく書くことが一番大事ですから。
自分に合ったやり方で、目次を先に構成するか叙述を優先させるか、各自の癖をふりかえってみてください。
WordPressには目次を表示する機能がテーマやプラグインがありますので、あなたの環境にない場合は、その活用もご検討ください。
叙述に音声入力ソフトを使う
本文や目次をいきなり書くのが苦手な方もいらっしゃると思います。その場合はスマホの音声入力ソフトのアプリを使うことをお勧めします。無料で提供されているエディボイスというアプリをお勧めします。ただし、これはアンドロイドでは無料提供されていますが、アイフォンでは有料と聞いたことがあります。他の音声入力ソフトもアイフォンでは有料ばかりだとか…。
音声入力ソフトを使って、思いついたことや書きたいことを一気に話してみてください。あまり考えてしまうとトークや音声入力が途切れますが、気にせずに、たまに改行して音声入力を続けてみてください。一通り話し終えたら、スマートフォンやパソコンで音声入力された文章を修正したり整理したりしましょう。
相手の読みやすい文章にすること
叙述方法
本文の叙述方法は短文を積み重ねることが基本です。パソコンやスマホで長文を読むのは疲れるので、短文を積み重ねましょう。これは相手の読みやすい文章にすることにもつながります。
また、インターネット上の文章は、2文か3文ぐらいで段落を変えるのが大切です。そうすることでパソコンやスマホの画面で文字を見る辛さが軽減されます。この点も相手の読みやすい文章にすることもつながります。接続詞は頻繁には使わず、しかしたまに使いましょう。
Google やBingなどの検索エンジンに記事の内容を正確に伝えること
本文の叙述方法は上に書いたとおりです。
その次に大事なのは、書いている記事内容や使っている画像がどのようなものかををGoogleに正確に伝えることです。これによって検索結果から自分のサイトへ来訪する人を増やすことができます。とくに画像に関する設定には明確な効果が見られます。
メタディスクリプション
記事内容(つまり文章)がどのような内容かを検索エンジンに伝えるひとつの大きなポイントは、メタディスクリプション(meta description)または概要と呼ばれるものを作ることです。

メタディスクリプションの欄に入力する文章は、記事の冒頭や最後をまとめたり、粗筋や概要をまとめたりします。
メタディスクリプションの欄に入力する文章は、記事の冒頭や最後をまとめたり、粗筋や概要をまとめたりします。メタディスクリプションの文字数は120文字まででまとめるように練習してください。このメタディスクリプションは検索エンジンの検索結果に表示されます。
メタタイトル
メタタイトル(上手ではSEOタイトル)も検索エンジンの検索結果に表示されます。しかし、私はここを設定せずに空白にしています。空白のままだと記事のタイトルと同じになります。私はそれでOKです。どうしても記事のタイトルと、検索結果の表示タイトルとを分けたい場合は書いて下さい。全角で32文字以内が目標です。
この32文字には「xxxxxxxx|遊民ジャーナル」という表示文字列が32文字ということで、32文字が検索結果に出ます。ですから、「xxxxxxxx|遊民ジャーナル」の「|遊民ジャーナル」の5も自分を差し引いた「xxxxxxxx」は27文字以内にするのが無難です。
画像の周辺情報
画像の場合は大切な要素は三つになります。
- 画像の名前
- キャプション
- 代替テキスト
画像の名前
まず、画像の名前はアルファベットなどで画像の特徴を簡潔に記します。効果は Google などの画像検索の結果にヒットしやすいというメリットがあります。
キャプション
ついで、キャプションですが、この入力箇所には、写真の説明を簡潔に記すことと写真のコピーライトつまり著作権を明記することの2点が大切です。キャプションにするテキスト(キャプション文)のコツは、画像には誰が写っていたりどんな花が映ったりしているのか、名前と風景、撮影状況などを中心にまとめることです。
代替テキスト
最後に、写真でつけるべき情報には代替テキストもあります。これは概ねキャプション文と重なることもありますが、それより大事な点もあります。代替テキストの大事な点は視覚障害者の方などを念頭に画像を見れない状況を想定し、画像の説明行なうことです。
Googleは代替テキストの意義について次のように考えています。
代替テキスト(画像について説明するテキスト)は、スクリーン リーダーを使用するユーザーや、低帯域幅のネットワークを使用しているユーザーなど、ウェブページの画像を確認できないユーザー向けの補助機能として役立ちます。
Google 画像検索に関する SEO のおすすめの方法 | Google 検索セントラル | Google DevelopersGoogle 画像検索では、ウェブ上の画像を検索できます。画像のキャプション、バッジ、AMP 結果など、画像に関する SEO のおすすめの方法をご確認ください。
このURLには、代替テキストの良い例と悪い例をあげられているのでご参照ください。
キャプション文と違って、代替テキストには、どのような花がどのような状態にあるのかを説明するべきです。すると画像の見えない方でも音声出力などによって代替テキストが読み込まれるので、おおむね画像がどのような内容を示しているのかを理解しやすくなります。Googleの画像検索は代替テキストを視覚の不自由な方に提供することを大きな目的と考えています。
まとめ
以上、文章叙述、目次、画像情報の点からWordPressの基本的な書き方を述べました。
この文章だけで十分という訳ではありません。しかし、コツコツ記事を書いていくうえで、さらなる情報を記すのを忘れない備忘録として使えると思います。
このページの説明で分かりにくかったり、設定場所へ行けなかったりする場合は、お気軽に問い合わせフォームからお尋ねください。
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