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遊民日記

日本の文系アカデミズムを弔う

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実家にて

実家に帰るたびに本棚を写します。写しすぎて飽きてきました。日本の文系アカデミズムに絶望しているこの数年間、本棚を写して慰めている感じです。

本棚を見るたびに思うことは、

  • 時間と金を返せよ、本ども。
  • 現実の方が深かったやないか。

に尽きます。

日本の学問は法解釈や政策提言に対応することで、学問領域を守ります。対応型なので、前進しないのがネック。いわば「永遠の提言」や「永遠の仮説」を繰り返すだけで、既得権で成り立つ枯れた領域になっています。それと、だいたいアメリカの大学の流行をコピペした言説に溢れています(既得権バリバリのリベラルアーツとかとか)。

アカデミズムの枯野はコロナ対策の研究会に始まった話ではなく、学問の挫折した1970年代から生じつづける弊害。幼い頃に気づくべきでした…(^_^;)

日本の大学ランキングが低下傾向にあることは「対前年比較に惑わされないTHE世界大学ランキングの見方」に書いているのでご覧ください。10年後に世界が日本を知っているかどうか、とても微妙です。

大学での研究だけでなく、日本国家レベルでの崩壊を繰り返し指摘する金子勝は、学者世界を次のようにまとめています。

これまで、保守は成長を主張し、左派・リベラルは再分配を求めて対立していて、学者もこの古色蒼然とした対立図式のいずれかをとっていたので、このような技術的大転換に対応できなくなっています。http://gendainoriron.jp/vol.21/feature/mkaneko.php#07

これでもかというくらいにいろんな事例を出して、日本の衰退を指摘している面白いエッセイです。大学の研究は既に全面的に駄目ということになります。

じゃあ教育はといっても、一部を除いてほとんどの大学は空回り。それでも文系の大学教育は、無駄を教える点で大切なことに変わりはありません。

ただし、無駄を教えていることを教員は学生にきちんと説明する必要はあります。そして、無駄を学ぶことの重要性も説明すべきです。そうしないと、これまでの大学教育と同じ現象を繰り返してしまうからです。つまり、大学卒業までの在籍期間に学生を騙せても、学生は働いてから気づくんです、嘘しか教えられなかったと。

シュールな配置

そんなことはともかく、今回は本棚の写真にメリハリをつけようと思い、3分の1ルールを意識して、貯金箱を置いてみました。かなりシュールに仕上がりました。

折口信夫全集にキティちゃん貯金箱

折口信夫全集に郵便ポスト貯金箱

マルクスエンゲルス全集に郵便ポスト貯金箱

折口信夫全集は25000円、マルクスエンゲルス全集はタダで手に入れました。ゆえに、写真に写っている全集や著作集だけに文句を言いたいわけではありません。しかし、15年前に中国を知って以来、現実の方が遥かに面白いと感じています。それとともに読書量は激減(^_^;)

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