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遁走中の豚:ANNO1800ボランティアクエスト攻略

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このページでは、ANNO1800クエストをご紹介しています。クエストから世界史の断面を具体的に解説。ANNO1800はわかりやすい世界史のゲームとして勉強や教材に活用できます。関連する記事を読んで、面白い世界史の旅を始めてみませんか!?

ANNO1800のクエスト類はストーリーが楽しいです。ゲーム内に登場する人物や、ゲーム内で必要とされる素材や品物などが活き活きと結びついて、ほんわかしたエピソードを作っています。

以下では、それらのほんわかクエストのなかから、私の専門分野である繊維・アパレルやミシンに関するものをまとめて紹介しています。

ANNO1800に関する記事の一覧はこちら、わかりやすい世界史に関する記事の一覧はこちらをご覧ください。

遁走中の豚:ANNO1800ボランティアクエスト攻略

遁走中の豚:ANNO1800ボランティアクエスト攻略

このクエストは街をうろつく豚5匹を発見することです。

エピソード

この農家の豚が囲いから逃げ出し、町の通りを走りまわっている!豚たちは彼女の生活に欠かせない存在だ。彼女が豚を捕まえるのを手伝おう!

ANNO1800より

クエスト主の一言

私の豚が!なあ、助けてくれんか。見ての通り、豚たちが囲いから逃げちまったんだ。豚は私たちのすべて。連れ戻してくれ!

ANNO1800より

人間と豚の関係

世界史的にみて、豚は人間にとって長い関係をもつ動物の一つです。上掲のボランティアクエストでは、次のように述べられていました。

  • 豚たちは彼女の生活に欠かせない
  • 豚は私たちのすべて

利用される材料には、肉(豚肉)、革、剛毛(ブラシ製作用)があります。

飼いならされた豚、とくにミニチュア品種は、一般的にペットとして飼われています。国産豚は家畜として商業的に飼育されてきました。

紀元前から続く豚の家畜化

豚は古くから世界で飼い慣らされてきました。また、自給自足的に放し飼いのできるのがメリットです。

考古学によると、豚は早くも紀元前13000年頃のティグリス川流域の近東でイノシシを確認できます。この川流域では現代​​のニューギニア人によって管理されているのと同じ方法で野生管理されていました。

キプロスでは豚の残骸が紀元前11400年以前と年代測定されており、ヨーロッパから導入されたようです。この頃には中国でも別ルートで家畜化が起こっています。

インドでは長い間、豚は主にゴア地域や一部の農村地域で豚便所のために飼育されてきました。この使い方は中国でも行われました。生態学的にみて、豚便所の活用は循環的な意味で経済的ですが、農村地域では浄化槽や下水道の使用が増加するため、徐々に豚便所の人気は衰えていきました。

新世界を知る豚

エルナンドデソトをはじめとする初期スペイン人探検家たちによって、豚はヨーロッパから北米大陸南東部に運ばれました。

豚肉

豚肉はイスラム教徒を除く多くの人たちに食用となってきました。豚耳、豚足をはじめ、あらゆる部位を食べることがブタと人間との関係を強く結びつけています。

豚の嗅覚

ヨーロッパ諸国では、豚の採餌能力と優れた嗅覚のために、トリュフという茸を見つけることに使われます。

豚の剛毛(豚毛)

豚の剛毛は比較的に短く、硬く、粗いため、絵筆として一般的に使われてきました。

1946年にオーストラリア政府はピッグ・ブリストル作戦(Operation Pig Bristle)を開始しました。この作戦の概要は次のとおりです。1946年5月に第二次世界大戦後の建設ブームで家を塗装するための絵筆用の豚毛が不足したことに対応し、オーストラリア空軍第38飛行隊が中国の重慶や香港へ向けて約25トンもの豚毛(Pig Bristle)を輸送しました。

人間のヘルスケアでの使用

人間の皮膚は豚の皮膚に非常に似ているので、豚の皮膚は多くの前臨床試験で使われてきました。生物医学研究や薬物検査での使用に加え、人間の医療における遺伝的進歩は、家畜豚が人間の異種移植候補になったことで実現しました。

豚にみる循環型農業

農業と豚の関係は、最近では循環型農業のモデルとして注目されています。

牛や豚の排泄物から堆肥を作り、自社や近隣の農家がその堆肥を利用して農作物を育て、それをまた家畜の餌にする・・・・。

牛・豚と農家、さらには地域をぐるりとつなげる みんなが嬉しい循環型農業に注目! | SATETO さてと
「私たちが普段食べているお肉って、一体どんな餌で育ったんだろう?」そんな疑問を抱いたことはありませんか? 牛や豚なら、稲わらや穀物飼料を餌としている場合が多いかもしれません。でも、その餌はどこからきたもの?どんな土地で育ったのでしょう?そう考えると、「食の安全」とは目の前のお肉だけではなく、さまざまな環境とつながってい...

工業化以前の段階には農業経済も他の経済も循環型でありました。産業革命によって自然回帰しない財が作られるようになると、循環型経済は破綻していきました。豚の場合に想定されるのは、排泄物から作った堆肥を使わず、化学肥料を使うことです。

日本肥料アンモニア協会によると、1840年にドイツの科学者リービヒは植物が無機栄養で生育することを発見して、化学肥料使用の基礎を築きました(熊澤喜久雄による異論もあり)。

その後、化学肥料の活用は20世紀には激化し、世紀末にようやく先進諸国は無機農薬からの脱退を宣言しました。有機栽培という巷に溢れ返った言葉は、工業化以前にはもともと当たり前のことだったわけです。循環型農業についても然り。

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