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雲南

昆明飛虎隊記念館訪問とアメリカ人との不思議な出会い

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昆明市博物館

妻と昆明へ行くたびに昆明市博物館へ立ち寄ります。2013年と2017年に同博物館へ私は行きました。妻は既に4回も行ったそうです。

昆明市博物館。写真は2017年8月22日に行ったときに写したものです。

昆明市博物館に行くたびに気になって入る一角が昆明飛虎隊記念館。日中戦争期の米軍ボランティア・チーム「フライングタイガース」の栄光と中国軍との連携を称えた展示コーナーです。

改めて観ていると、私にとってやはり衝撃なのがウォルト・ディズニー。ウォルト・ディズニー社の描いた絵が飛虎隊のマークになったことを数年前に知りましたが、改めて深く考えてしまいます。

ウォルト・ディズニー社の描いたフライングタイガースのイラスト。昆明市博物館内「昆明飛虎隊記念館」にて2017年8月22日撮影。

展示品の説明文を和訳しますと次のとおりです。

ウォルト・ディズニー社が作成した「フライング・タイガー」(飛虎隊)の記章。

勝利に向かって飛ぶ羽をもった激しいトラ。このエンブレムをハリウッドのウォルト・ディズニーがデザインし、アメリカ合衆国義勇軍(American Volunteer Group; AVG)の飛行機に描かれました。

今、アメリカにも中国にも日本にもディズニー・ランドがあります。そして、日本から中国に旅客機で行けます、戦闘機ではなく。

ウォルト・ディズニー社の描いたフライングタイガースのイラスト。ウォルト・ディズニー社の描いたフライングタイガースのイラスト。昆明市博物館内「昆明飛虎隊記念館」にて2017年8月22日撮影。

昆明飛虎隊記念館

フライングタイガースの活躍から70年以上が経過しました。フライングタイガースの本部は昆明市1箇所だけです。昆明市はフライングタイガースの優れた業績を中国で今も記録しています。フライングタイガースを漢字で書くと「飛虎隊」です。

2009年に、昆明市政府は昆明飛虎隊記念館の準備を計画していました。市政府の張祖林市長は代表団を率いて上海に行き、チェンノー(Claire Lee Chennault)将軍の未亡人である陳香梅と面会し、昆明飛虎隊記念館の設立が合意に達しました。

その後、昆明市は政府代表団を設立して米国の陳香梅氏を訪問し、記念館の設立準備を詳しく話し合いました。陳香梅氏は、フライングタイガースの歴史に関連する文化遺物を寄贈しました。

記念館を設立するために、昆明市政府は、市内中心部の一等地にある中華民国時の指定保護建造物を昆明飛虎隊記念館の展示会場として特別に指定しました。

その頃、海外に住む中国系アメリカ人の陳灿培氏はフライングタイガース関連の自分のコレクションを保管する場所を探していました。広州華僑連盟と昆明華僑連盟から紹介や支援を受けて、陳灿培氏は、昆明市がフライングタイガースの本部として昆明飛虎隊記念館を建設するものの、文化遺産の不足に直面していることを知ります。陳灿培氏はすぐに自分のフライングタイガース文化遺物のコレクションの一部を無料で昆明市博物館に寄付することを決めました。

2010年5月から2012年4月まで、中国系アメリカ人の陳灿培夫妻は、第二次世界大戦のフライングタイガースに関する文物と資料を5回にわたり無料で昆明市博物館に寄贈しました。これに加え、陳灿培氏はまた、アメリカのフライングタイガー退役軍人やその家族たちを動員して寄贈しました。わずか2年で、昆明市博物館はフライングタイガースから1000件を超える文物資料を受け入れました。これは、昆明市博物館の設立以来、寄贈した文物の最大数を誇り、最も体系的で包括的な文化遺物となっています。

陳灿培夫妻とフライングタイガー退役軍人やその家族たちから寄贈された文化的遺物は、幅広いカテゴリーと高い歴史的価値をもっています。なかには次のようなものがあります。

  • 絶妙な技量と高品質を誇るアメリカ軍の制服
  • さまざまなバッジや標識
  • 第二次世界大戦期を代表するさまざまな身分証や身分タグ

第二次世界大戦の政治、経済、軍事を反映した重要な歴史的文書、物理的な物、本、雑誌、写真の手紙、第二次世界大戦の退役軍人の集まりや記念活動などを取り上げた雑誌、写真、お土産、ビデオ資料、モデルなどもあります。

陳灿培氏は、フライング・タイガース文化遺産の猛者であり、フライングタイガースの文化的遺物研究の専門家でもあります。陳灿培氏は、フライングタイガースの文化的遺物の収集・保管をめざして、フライングタイガースの退役軍人を訪問し、文化遺産の歴史的背景・出所・質感・目的を慎重に確認・調査・分類し、各文化遺産の詳しい情報をまとめました。そのうえ、中国語と英語の注釈を加えました。その真剣で粘り強く献身的な態度は、昆明市博物館の職員たちを感心させ、感動させました。

昆明飛虎隊記念館の設立と開館は、フライングタイガースの文化遺産の収集と保存、陳列と展示、宣伝と教育をさらに促進します。フライングタイガースの研究活動や関連の学術交流活動もまた、ステップアップしてきました。

フライングタイガースの歴史的業績は大きく、中国と米国の人々の深い伝統的な友情を示し、中米国間の文化的交流と協力を活発にさせてきました。中国の民間人は、いまだに「空飛ぶ虎のチーム」と述べて、フライングタイガー巣を賞賛します。

アメリカ人との不思議な出会い

2017年の8月、私と妻は昆明市五華区の文化巷というおしゃれなエリアへ行きました。このエリアは散歩や休憩にもってこいの場所で、繁華街かつ洋人街にもなっています。欧米系の顧客が多いカフェ「Salvador’s」へ。活気があります。

Salvador’s cafe kunming にて2017年8月22日撮影。昆明市文林街文化巷76号。

私達は2階で席を取りました。

しばらくすると、隣に座っていた欧米風の男性が流暢な中国語でメニューを伝えました。妻と二人で驚きました。

妻が彼にどこから来たのかを尋ねると、アメリカから。そして、私も混じって3人で中国語と英語で話をしました。彼は十数年間も中国に暮らして、現在は大理市で家族と暮らしているとのこと。タフです。

すると、今朝行った昆明飛虎隊記念館のことを妻が思いだし、アメリカ・中国・日本の3人が1つの長椅子に並んで座っていることに感動しました。80年ほど前、中国・アメリカの空軍と日本帝国の空軍が昆明の空で戦いましたが、いまは昆明のカフェで同じ椅子に座っています。このことに気づいた妻が感動して少し涙ぐみました。

私の英語は貧しいので「アンビリーバボー」を連発してしまいました…。アメリカ人の彼は「あなたたちは平和とかいうけど、また戦争するかもよ」というアメリカン・ジョークを飛ばしました。それがジョークだと知ったのは大阪に戻って知り合いに話した時…。アメリカ人の彼が話した時には笑えませんでした…。

さて、フライングタイガース・チームが主に乗っていた戦闘機の一種はキティ・ホーク「P-40E-1」といいます。

戦闘機ゲームWarThunderの「P-40E-1」

文化巷のカフェから半年間。

私はWarThunderという戦闘機のゲームで「P-40E-1」に乗りまくり、ウォルト・ディズニー社が作成した「フライングタイガース」(飛虎隊)の記章をゲットしました。期待の真ん中に黄色い虎が飛んでいます。

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