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キング・クリムゾンのトーキング・ドラム

音楽学科
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キング・クリムゾンのトーキング・ドラム

年末年始の帰省でキング・クリムゾンの「トーキング・ドラム」という曲を何度か聞きました。帰省時の日記として、この曲の感想を次のように述べました。

後半の、悪魔の呼び声のような変わった箇所がはまりました(笑)。(中略)チェロなんかなあ、不気味な音が繰り返されるのが心地よくて、その上をヴァイオリンが爽快に駆け抜けていてカッコいい。

大阪に戻ってから「The Essential King Crimson – Frame By Frame」という4枚組のベスト・アルバムに収録された「トーキング・ドラム」を聴きました。もともと収録されていたアルバム「太陽と戦慄」は自宅になく実家にしか置いていないので、ベスト盤で聞いたのです。ベスト盤では4枚目に収載され、この4枚目だけライブ版です。

このライブ版を約20年ぶりに聴いて、オリジナル版以上に衝撃を食らいました。そこで当記事では、持ち合せている本やライナーノートから、この曲について少し調べたことをまとめてみます。

「太陽と戦慄」収録のトーキング・ドラム

「太陽と戦慄」内「トーキング・ドラム」

「トーキング・ドラム」はインストゥルメンタルの曲です。

「太陽と戦慄」収録のトーキング・ドラムはハエのような音からはじまり、聴いている方は最初、なめてかかってしまいます。しかし、曲の途中からは既にこの曲の亜熱帯的で灼熱の狂気にのめり込んでいます。不思議な曲です。

リズムの基本はドラムですが、パーカッション、チェロ、ベース、ヴァイオリン、ギターなどが調和と不調和を繰り返して、個別に存在感をアピールします。悪魔の呼び声もまた一つのリズムを作り出しているのが不思議な曲です。

細かくいえば、出だしは柔らかくパーカッションとドラムから始まり、その後に3種のベース音がオスティナートします。つづいて、ヴァイオリンやギターやメロトロンが徐々に強い調子になっていきます。かなりオスティナートが長いのですが飽きません。最後は突然にモルト・アパッショナートが金切音として出現してシャット・アウト。直後に次の曲が始まるという衝撃があります。

「The Essential King Crimson – Frame By Frame」収録のトーキング・ドラム

キング・クリムゾン「紅伝説」ディスク4

このベスト盤の「トーキング・ドラム」1973年11月にオランダのアムステルダムで収録されたものです。人間リズムボックスといわれたドラムのビル・ブラッフォードのリズム・キープの完璧さを基本にしています。

出だしはジョン・ウェットンのベースがソロで暴れまくり、途中からはドラムと一体化して曲のリズムを作っていきます。それと同時に、クリス・ギブソンのヴァイオリンが走りはじめて、二つ目のリズムを作って、平行したまま曲は進行します。

最後の3分の1は、全ての楽器が同じ音量で自己主張。「太陽と戦慄」と同じく不調和から調和へと移行します。最後5分の1で調和のまま全楽器の音量が一気に大きくなり、祭りか悟りか分からないクライマックスを迎えます。

この曲は上に紹介した2パターンだけでなく、スタジオ録音もライブ録音も多種多様にわたります。バージョンが変わるたびに同じ曲とは思えない出来栄えになっています。いろんなバリエーションを楽しんでください。

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