バイト探しのポータルサイト一覧(就職・転職情報併載)

SNS利用にみる大学生の傾向と大学の類型

デジタル学科
スポンサーリンク

大学生のSNS利用について論文やネット情報を見ていますと、Facebookは社会人になってから利用するとか、Twitterはニュースの仕入れ専門とか、フルに活用するのはInstagramだけといった「使い分け」の傾向がよく取り上げられています。

このページでは、このような傾向が大学生像として4年間をトータルに見ている観点に立っていることに疑問をもちながら、いくつかのエピソードを添えて、中心的なSNSが年別に変わる傾向を述べています。

端的に結論を述べますと、2018年の日記の清書はInstagram、2019年の日記の清書はTwitterという傾向が確認できます。ただし、このことは大学の種類によって異なります。

大学生のSNS利用の実態

実態はよくデータで出されることが多いですが、生の声や目視できる確認も十分に実態を示します。

ネット上でよくいわれているSNSの利用者数や利用者比率の傾向は次のとおりです。TwitterとInstagramが圧倒的に多く、大きく離れてFacebookが次ぐということです。この傾向は一般ユーザーを対象にしたデータの傾向と似ていますが、大学生の間ではInstagramの比率が一般ユーザより高く、Facebookが逆に下がるという特徴があります。

そこでTwitterやInstagramを中心に大学生はどのようにSNSを使っているのでしょうか。この点を私自身が聞いた話からまとめたいと思います。

USJごときでSNSを汚したくない

Twitterには匿名性と毒吐性という特徴があるため、大学生に敬遠される事態がありました。これは2017年前後のことです。それとともにInstagramが一気に普及していきました。

2019年の3月に京都の活き活きした大学を卒業して社会人となった学生がかつて話してくれたことがあります、USJごときでSNSを汚したくないと。

お金も時間もかからないUSJの日記を載せる程度ではSNSをやる価値はないという風にも補足してました。ディズニーランドへ泊まりがけで何日もかけて楽しむイベントなら考えるとのことでした。

彼女の発言に私はとても新鮮な気持ちを持ちました。USJならむしろSNSで自慢するよりバンバン行き倒して自らUSJの番人のようになれば良いだけの話です。

この学生の発言が衝撃的だったのは、それまで私が勤務していた大学の学生たちのツイッターが、体調不良、バイトで褒められた自慢、そしてUSJ日記の3種だったからです。体調不良も書かない、バイトも自慢しない、USJすら書かない。

となるといったい何を書くのでしょう。それがグルメと宿泊旅行でした。

Instagramの動向

私の感触では2019年夏頃になってInstagramの伸びが衰えています。大学生たちはInstagramでストーリーズを更新し、タイムラインに投稿しないという傾向が際立ってきました。2017年頃ではストーリーズ派とタイムライン派に別れていましたが、最近ではストーリーズを中心に使う学生が急増しています。

このような傾向を捕まえてよく言われることに、中高年のSNSは自慢が多いから若者が逃げていくという説があります。しかし、この説は関係ありません。中高年のタイムラインを見なければいいだけの話です。自分のタイムラインに投稿しないことと中高年の自慢傾向は何も関係ありません。

SNS全般にみるタイムラインの構造

問題はタイムラインの構造にあります。

2010年頃まで多少なりともSNSとして人気のあったmixiというサービスがあります。ユーザー単位で日記を読めた構造が、Facebookの人気によって変わりました。mixiもタイムラインを導入したのです。それとともにユーザーが離脱したというケースがあります。

タイムラインは当然知り合いの数や友達の数を増やすと長くなる傾向があります。ですからタイムラインを縦にスクロールするという面倒な手間が生じます。

これに対してストーリーズはどうでしょうか。ストーリーズは縦スクロールではなく横スクロールによって一覧を見ることができます。タイムラインとは違って横に動くのがストレスの軽減になってるといえます。

ついで個別のストーリーを見るには、一人一人のストーリーズを見ている最中に同一人物の次のストーリーにスキップしたり、次の人のストーリーにスキップしたりできます。比較的に自由にワンタッチで動画や静止画を楽しめるというスタンスになっています。これに対して、タイムラインは動画も静止画もありますがワンタッチで飛ばせるメリットがありません。

タイムライン敬遠の大学生事情

タイムラインの構造に、これまで述べてきたような傾向も加えて言えることは、大学生あるいは一般ユーザーの多くがスマートフォンの最上部からあまり離れたくないという行動です。

大学生は自由な時間が多いとよくいわれますが、用事やアルバイトが多く、授業そのものを真面目に受ける学生もかなり多くいます。無限の時間が大学生にはあると思い込むのは大人の勝手な都合で、大学生は時間の使い方に慎重です。そのためスマートフォンでもパソコンでもタイムラインをスクロールしていく冒険に出ようとしません。また、このような冒険は大学生にとって必要だと私は思いません。

大学生間でTwitterの巻き返し

驚くべきことに、最近、Twitterには匿名性や毒吐性によって大学生が敬遠してきた反動が確認されます。Instagramで投稿したものをTwitterで清書し直して、アカウントをクローズのまま運営するという方法です。Instagramで加工した写真をTwitterで再投稿して、少し文章を加えるというパターンです。

Instagramの方が多少なりとも開放性がありますが、放置気味で人間関係がほぼリセットできたTwitterに逆流することで友達をもっと絞ることができます。これまで大学生の間で見られたTwitter離れに繋がった現象とみて間違いないでしょう。

Instagramの利用にみる大学類型

TwitterのレベルはInstagramに比べて非常に利用者の幅が広いものです。Instagramは一般ユーザーの間でも大学生の間でも利用者が絞られます。

また、大学によってInstagramの使い方が明らかに異なります。

特Aランクで育ちのいい大学生は毎日Instagramを更新します。しかし、タイムライン投稿は減っています。中堅大学や底辺大学と呼ばれるランキングに位置する大学の学生はInstagramを利用しないか利用頻度が下がります。偏差値がそれなりに高い国公立の大学でもInstagramの頻度は下がります。

この違いは、特A大学が裕福な傾向にあるという理由ではありません。映像や写真を上手に撮影したり、撮影後に加工したりする遊び方を知っているということです。

また、投稿で盛り上がるためには、リアルな食事会やパーティや勉強などを楽しく盛り上げようという積極的な意志も強く働きます。ですから顔の表情まで変わってきます。特A大学の学生たちは活き活きとした顔で写真や動画を加工していきます、これに対して、自称や他称で陰キャの多い大学では表情が死んでいるため、加工しても盛れません。

頻度だけでなく、画像や動画の質にも大学の特徴が出るわけです。

SNS利用方法にみる大学類型

大学生のTwitter離れは非常にシビアな問題でした。それはTwitterにとってではなく、私にとってです。

というのは、長年、大学のランキングや学生の育ち方によってTwitterの質が大きく変わっていたからです。

先にも書いたように私が長年教えてきた大学では、Twitterには体調不良、バイト自慢、USJに偏った傾向がありました。ただし、特Aや最底辺の大学ランクの学生たちはアルバイトで自慢はしません。アルバイトで自慢する傾向が強い大学は、実はBランク~Dランクと呼ばれる、中堅大学(何が中堅か分かりませんが)に多いのです。

特Aや底辺大学に通う学生たちには分かっているのです。アルバイトで褒められたぐらいで人生は立て直しできるものではないと。また、社会人になってから親への恩返しをすればよいと。

つまり、中堅大学よりもはるかにシビアに人生を見つめ、また人生に果敢にチャレンジしています。努力と根拠をもたないBランクからDランクの多くの学生たちはプライドだけで生きています。こういう傾向が大学間に見られます。

また、大学ランキングと育ち方で上位に位置する特A大学は、バイト自体あまりしません。かといってSNSにのめり込みません。まさに現実の生活を楽しみます。

このような背景から、Instagramで増えすぎた知り合いの数をTwitterの方で絞り込み、Twitterで今度は楽しもうという傾向が最近みられるようになりました。

といっても、その反動でまたInstagramに戻るということも考えられますし、学年が変わればInstagramが主流になる時期とTwitterが主流になる時期に分かれていくでしょう。

まとめ

以上、TwitterやInstagramから見える大学生の傾向や大学層の特徴まとめました。このような背景から、授業におけるSNS利用を私は次のように使い分けています。

仏像のような学生たちの多い大学では指導やコメントなどをする場合にLINEでメッセージをやり取りします。仏像に勢いは無いので淡々とラインでやり取りします。活きの良い大学の学生とは楽しくまた勢いも感じられるInstagramでメッセージのやり取りをよくします。

脳みそやハートの固まった学生とは仏像のようなSNSを使い、活き活きした学生とは活き活きとしたSNSを使う。こういう使い分けです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました