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カフェ日記

雲南小粒コーヒー

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妻のお土産 雲南小粒コーヒー

意外に知られていない雲南小粒コーヒーはフルーティーで少し酸味のある中国を代表するコーヒーです。漢字表記では雲南小粒珈琲(云南小粒咖啡)。

雲南珈琲(云南咖啡)

妻が今回お土産に買ってきてくれた雲南小粒コーヒーは上の写真のように500グラムのボリューミー。親戚や友人にも数袋買ってきました。

生産地には保山と書かれています。保山は雲南小粒コーヒーの産地のどのような位置を占めるのか、好奇心がそそられます。

雲南小粒コーヒーはプーアル茶の産地と重なる地域で栽培から生産まで行われてきました。今世紀に入り、産地は拡大しています。

しかし、雲南コーヒーは東南アジアや中南米に比べてまだ知名度が広まっていません。そこで、食材や料理の美味しい雲南省で、コーヒーはどんな経緯をたどって一大産品になったのか、少し調べてみました。

雲南小粒コーヒーとは

雲南小粒コーヒーとは、そのまま、雲南省で栽培されている小粒コーヒーのことです。 雲南小粒コーヒーはアフリカを起源とするアラビカ科の常緑の小木から収穫されます。

雲南小粒コーヒー

現代世界で、コーヒーの主な栽培植物はコフィア属のアラビカとカネフォラです。

コーヒーはアカネ科コフィア属の常緑樹です。コフィア属には現在、100を超える種が分類されていますが、世界で流通しているのはアラビカ種とカネフォラ種の2種類しかありません。https://www.ucc.co.jp/museum/sp/jp/207.html

中国雲南省で栽培されている小粒コーヒーは、伝統的にアラビカ科のブルボン品種とティピカ品種の混合グループです。

なお、コーヒーは、アカネ科コヒア属の常緑樹で、この属には約100種の植物があります。すべてはアラビカ種、ロブスタ種(カネフォラ種)、リペリカ種という3つの原種から派生しています。先述のとおり、主流はアラビカ種とロブスタ種の二つです。

アラビカ種とロブスタ種

香りが良いとされるコーヒーのほとんどはアラビカ種系の種子で、総生産量の大半を占めています。おもに南米、アフリカ、アジアの高地で栽培され、他の品種に比べて高品質とされています。ただし、さび病に弱い栽培上の欠点があります。

この病害に強く、多雨少雨にも強いロブスタ種はアジアで多く長培されてきました。

雲南小粒コーヒーのルーツ

雲南小粒コーヒーは2つの方法で導入されました。

東側経路

東側経路は1902年にフランスの宣教師が導入したものです。北緯26度、海抜1,400メートルの宾川县朱苦拉郡に植えられました。種はブルボン品種が69%、ティピカ品種が31%を占めています。雲南省での栽培面積は広くありません。

西側経路

西側経路では、1914年に景颇族(ジンポ)族の国境住民たちがルイリ郡(瑞丽县郡)のノンシアン村(弄贤寨)に運び、庭を眺めるために植えました。

1952年初頭、雲南農業科学アカデミーの熱帯亜熱帯作物研究所の科学者と技術者が調査中に発見し、35キログラムの新鮮な果物を収集。保山市潞江坝での試験植栽は、後に雲南コーヒーの主要栽培種となりました。

雲南小粒コーヒー

解放後の雲南小粒コーヒー

1950年代以降、雲南小粒コーヒーは徐々に雲南省内の作付面積を拡大。雲南の優れた地理的・気候的環境は、小粒コーヒーの栽培に適していて「濃くても苦くなく、香りが良くても強くなく、少しフルーティー」な雲南小粒コーヒーの独特な風味を形成しました。この頃から国際的なコーヒー市場で高い評価を得ていきました。

雲南小粒コーヒーの展開

1993年にベルギーのブリュッセルで開催された世界コーヒー鑑定会議で、雲南の「保山顆粒コーヒー」(地理表示で保護された製品)が世界「ユーレカ」金賞を受賞し、以来「雲南小粒コーヒー」は世界市場に登場していきます。

1998年、雲南省人民政府は「コーヒー産業の発展を加速するための雲南省人民政府の意見」を発表し、政府レベルで雲南コーヒー産業の発展の方向性を指摘しました。

その後、コーヒー豆の価格上昇の市場プッシュ下で、雲南小粒コーヒーの農園エリアは急速に拡大しました。

現在の雲南小粒コーヒー

2017年までに作付面積は122,000ヘクタールに拡大し、総生産量は144,000トンになりました。2010年代には生産量は世界全体の1.5%を占め、世界で12位、アジアで4位にランクされています。

現在、雲南省は中国で最大かつ最重要なコーヒー豆の生産拠点で、コーヒーの作付面積と生豆の生産は国の97%以上を占め、植栽、生産、加工を統合した開発パターンを徐々に形成しています。

2017年、雲南には約1,000社のコーヒー会社がありました。育種、植え付け、加工から、消費者向け飲料の製造、市場販売にいたるまでのサプライチェーンが完成しました。製品はヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、中東などに輸出されています。雲南コーヒーは世界市場の競争において中国にとって重要な農産物の1つとなっています。同時に、雲南小粒コーヒーは、タバコや野菜を超えて、雲南高原の特徴を備えた10の主要農業品の1つとなり、雲南の輸出収入で最大の農業産業になりました。

焼いた後の薔薇パイ(鮮花餅)

雲南小粒コーヒー

出典

参考

コメント 質問や感想をお寄せください♪

  1. 雲南小粒コーヒーの詳細を有難うございます。気候が温暖な雲南省なので生産も順調なのかも知れませんね?鮮花餅と雲南小粒コーヒーは合いそうです(^_^)

    • 雲南は中国で断トツのコーヒー生産量を誇るそうです。雲南省では糸状菌のカビが生息する「さび病菌」にコーヒーが感染しにくいそうです。意外に鮮花餅にとても合います!

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